思秋期からのオンガク思考

~ 感動する楽曲と日常と ~

ルロイ・アンダーソン「ピアノ協奏曲」の魅力

楽しさと明るさと生きる活力がある曲

ルロイ・アンダーソンという作曲家を知らなくても、

ほとんどの人がクリスマスシーズンになると、

スーパーや街で聴いていると思われる曲、

「そりすべり」

Sleigh Ride

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「そりすべり」に限らず、

ルロイ・アンダーソンの曲は、巷ではよく流れている。

 

でも、「ピアノ協奏曲」となれば、

かなりマイナーな曲。

この曲がとあるコンサートで演奏されると知り、

聴いている。

 

「ピアノ協奏曲」とタイトルつけば、

どクラシックのかた~い演奏というイメージがあるかもしれない。

私は、チャイコフスキーラフマニノフの「ピアノ協奏曲」が頭に浮かぶ。

これらは華やかさがあり、壮大で素敵な曲なのだが、

ウキウキ楽しい曲かといえば・・・。

 

ところがルロイ・アンダーソン「ピアノ協奏曲」は、

ちょっと違う魅力がある。

 

第1楽章は、

アレグロモデラートのテンポで大変華やか。

チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」同様の

華やかさがある。

L. アンダーソン: ピアノ協奏曲 ハ長調 - 第1楽章 アレグロ・モデラート

L. アンダーソン: ピアノ協奏曲 ハ長調 - 第1楽章 アレグロ・モデラート

  • ジェフリー・ビーゲル, レナード・スラットキン & BBCコンサート・オーケストラ
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第2楽章は、

アンダンテのテンポで、ゆったり演奏される。

眠気を誘うようなゆったりとは、違う気がする。

安らぎかな?

途中から、クラベス(拍子木)が入り、そこは活気がある。

クラベスという打楽器が入るのが、アンダーソンらしい。

後半のクラリネットの音も、アンダーソンらしく感じる。

そして、また美しくゆったりした雰囲気になる。

 

L. アンダーソン: ピアノ協奏曲 ハ長調 - 第2楽章 アンダンテ

L. アンダーソン: ピアノ協奏曲 ハ長調 - 第2楽章 アンダンテ

  • ジェフリー・ビーゲル, レナード・スラットキン & BBCコンサート・オーケストラ
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第3楽章は、

ピアノと小太鼓の会話 ♪で始まる。

アレグロ・ヴィーヴォのテンポで細かい音符が生き生きとしている。

有名な曲「タイプライター」のフレーズを想像させることも。

この楽章は、子どももより楽しめるのではないだろうか?

というのは、打楽器の使い方が楽しいから。

打楽器が親しみやすいメロディのフレーズを、より楽しくさせている。

アンダーソンの曲は、冒頭紹介した「そりすべり」も、打楽器が特徴的。

ヴィーヴォ(vivoと表示があるとおり、

とても希望に満ちている楽章で、ピアノパートも際立つ。

そしてなにより明るい!!

一番最後の音が響いた後は

客席からは、“ブラボー!”って声がきこえ、大拍手。

スタンディングオベーション間違いなし!かもね。

 

L. アンダーソン: ピアノ協奏曲 ハ長調 - 第3楽章 アレグロ・ヴィーヴォ

L. アンダーソン: ピアノ協奏曲 ハ長調 - 第3楽章 アレグロ・ヴィーヴォ

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この曲は情報によると、

アメリカのピアニストでも知られていない作品だそう。

ビックリね。

 

こんな魅力的な楽曲を、今年日本で聴けるとのこと。

もちろん、素晴らしいピアニストとオーケストラの演奏で。

詳しくは、こちらの雑誌を読んでね。

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