Adagio(アダージョ)は単に遅くという意味ではない
音楽記号でテンポを表す用語、Adagio(アダージョ)。
ゆったりとした曲の楽譜のテンポの記号として、用いられます。
NH&K TRIOが、『Adagio』というアルバムを出されました。
今、そのコンサートツアーされているようです。
そのコンサート模様をYouTubeでみました。
NH&K TRIO スーパーチェンバーミュージック〜Adagio〜ツアー VLOG#02 | 葉加瀬太郎オフィシャルチャンネル - YouTube
コンサートを見てみたかったなぁ~と思いましたね。
この動画で3人で対談されている場面があります。
そこでコンサートでイチオシの曲の話がありました。
それが、
「Adagio」
なぜイチオシかは、動画を見てください。
音楽記号Adagioの意味、“ゆったり”、“緩やか”から、
彼らが何を伝えたかったのかをきくと、
私は温かいものを感じました。
サブスクで音楽だけ聴いていては、そういったことはわかりません。
動画はほんの少しだけ。
生でコンサートを体験した人だけが、いろいろ感じて吸収するのだろうなと、
思います。
Adagioは、イタリア語。
単に“ゆったり”、“緩やか”だけでなく、もっと深い意味があるのです。
“ゆったりとした余裕”、“くつろぎ”、“優しさ”、“心地よさ”、
さらに“注意する感覚”など、気を付けて進む感覚が流れていると、本で知りました。
30年近く前、カラヤン指揮で『ADAGIO』というアルバムがヒットした時がありました。
ゆったりした曲ばかり収録されていて、かなり売れたアルバムです。
当時の世間の人たちは、アダージョの感覚・心を必要としていたのかもしれません。
今の世の中の人たちも、私も含め必要としている人は多いように思います。
Adagio、あまり気に留めていなかった音楽用語でしたが、これからとても大切にしたい用語になりました。
焦った時、困った時、危機を感じた時は、「Adagio」を聴くぐらいの余裕を持った行動を肝に銘じて!