感動することの大切さを再認識した書籍
7月14日から公開される宮崎駿監督の映画、
話題になっていますね。
吉野源三郎さんの書籍を読んでいなかったので、
漫画の方ですが、読んでみました。
ほんとにいろいろ考えさせられる文章でした。
1937年に出版された物語なのですね。
これが宮崎駿監督の映画で、どういうストーリーになるのか⁈
大変興味深いです。
空、水、木、土、火、鉱物、飛行機・・・等々、
頭に浮かびます。
漫画本の方では、「真実の経験について」のところが、
強く心に残ります。
私が、“感動”を大事にしているからなのでしょう。
いくら机で勉強しても、うんうんとわかった気でいても、
実際に体験して感じて、心揺さぶられなければ、
それは本当にわかったとは言えない。
体感、感動してこそ意味があります。
そういう経験が、真の人間形成につながると思っています。
コペル君(主人公)のおじさんが、コペル君あてに書いたノートの文章には、
芸術鑑賞の経験から、心の目や心の耳を開ける事の大切さが、
記載されていました。
そしてそれを積み重ね、感じることによって得られるものが、
「立派な人」になっていく要素の一部分だと、感じます。
このあたりの文章は、非常に納得いくものでした。
この章で語られる「立派な人」の意味が、ジーンときます。
私が信じてきたものに、確信がもてました。
なんだか本に著者に、“ありがとう”という気持ちになりました。
この章だけでなく、他のところにもいくつか付箋を貼っています。
ナポレオンの一生のところも、気に入っています。
思春期の子たちが読む本ですが、大人も読んでいない人なら、
ジブリ映画で話題になっている今、
読んでみてはいかがでしょうか?
音楽は、ベートーヴェンの「英雄」を。
「英雄」はナポレオンですね。
久石譲さんが指揮されているものがあります。
音楽、生で感じないとね。