思秋期からのオンガク思考

~ 感動する楽曲と日常と ~

冬の夕方の空の美しさは、魔女のしわざ?

おーさむっ!

それもそのはず、今日は冬至

寒いけど、昨日17時ごろの空は、それはそれは美しかった。

マジックアワーというのかな?

魔法使いがホウキに乗って飛んでいそうな雰囲気。

 

今日の寒さは、「雪の女王」でも出てきそう。

わが町は、雪ではなく風が強かったなぁ。

 

子どもの頃、アンデルセンの「雪の女王」の本を持っていた。

怖がりの私は、少し読んでやめた記憶がある。

カイくんという男の子の名前は、なぜかずっと覚えていた。

美しい絵本になっていたのがあったので、読んだ。

絵本だから、ストーリーはざっくりだが、

結構、ロマンティックなストーリーだった。

クリスマスシーズンにも合う。

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雪の女王」のイメージが頭の隅にあり、

銀色の柳に松ぼっくり、白い葉牡丹、深紅のバラを花瓶に入れた。

横にはサンタの人形、

壁にはクリスマスリース

 

バタバタのあわただしい日々だけど、

冷えないように、ゆず湯に入って、身体は温めて、

楽しくなるように過ごす冬至でした。

 

今日の音楽は、

 

 

映画『窓ぎわのトットちゃん』をみる前に

音楽物語『窓ぎわのトットちゃん』で予習を

明日から『窓ぎわのトットちゃん』が公開される。

昔々、本を読みかけた記憶がある。

最後まで読まなかったなぁ~~(^^;)

 

しかし、映画はみてみたい。

その前に、これを聴いてみた。

Ongaku Monogatari

Ongaku Monogatari "Madogiwa no TOTTO-CHAN"

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トットちゃんのテーマがこれ ↓

音楽物語『窓ぎわのトットちゃん』より テーマ

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このテーマが要所要所に形を変えて、登場してくる。

 

音楽物語なので、語りが入っている。

『ピーターとおおかみ』のように。

語りは、黒柳徹子さん!

オーケストラの楽器たちが、物語を想像させるように演奏する。

頭の中で絵を想像して聴いているが、それが映画とつながるかな???

 

2022年8月15日に開かれたコンサート動画を見つけた。

   黒柳徹子さんが語りです

【永久保存版】音楽物語「窓ぎわのトットちゃん」全編を公開します! - YouTube

 

映画『窓ぎわのトットちゃん』予告 <12月8日(金) 公開> - YouTube

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実写版『耳をすませば』見ながら、宮澤賢治を感じる

チェロの音と“1番の読者”が印象に残る

映画『銀河鉄道の父』を観て、すぐにこの作品を観たからか?

チェロの音とチェロそのものに、なんだか惹かれる。

チェロの音のイメージは、ふくよかであったかい音。

コントラバスほど低い音ではないけれど、木のぬくもりがとても感じられる楽器。

翼をください」の演奏でもそれは感じられる。

翼をください~イタリアの広場~

翼をください~イタリアの広場~

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個人的に上の演奏は、アコースティックサウンドで好き。

 

せいじ君のセリフに

本を読んでいたら、チェロの音がする

とある。

思わず絵本『チェロの木』を思い出した。

この絵本を読んだ時、チェロの音がしたからね。

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映画を観ていて、なんだかこの絵本の世界観、絵本画家いせひでこさんの世界観が少しあった。

もしかしたら、宮澤賢治とのつながり???

理由はわからない。

いせひでこさんは、宮澤賢治の童話も絵本にされている方。

そうだ!賢治もチェロを弾いてた。

有名な童話「セロ弾きのゴーシュ」もある。

 

 

しずくちゃんが物語を書いて、せいじ君に読んでもらう時、

俺が1番の読者か~~

このセリフが、映画『銀河鉄道の父』に出てくる宮澤賢治の父が賢治に言う言葉

私が、1番の読者になる

と、重なった。

 

とかく映画みながら、宮澤賢治が私の頭の中に出てくる。

もちろんジブリ映画『耳をすませば』の10年後のストーリーだから、宮﨑駿さんも頭に浮かぶ。

回数としては、賢治が多い気がして。

宮澤賢治って、偉大な作家だったんだと思う。

 

 

映画『銀河鉄道の父』を観た感想

父親の息子への愛に笑いあり、涙あり、そしてハッとしたこと

哀しくなるだろうなっと思って、しばらく見なかった

映画『銀河鉄道の父』

笑えるところもあると言っていた人がいたので、

見てみた。

 

確かに笑えるところ、いくつかある。

高等学校への進学に賛成していなかった父が、

進学を許す時の言葉と漂う空気が、面白い。

これから、何が必要かわかっている新しい父親だ!

これ、現在言えたらいいな~。

ハッタリでも(^^)

 

賢治の妹トシに父は、

これからの時代を見据えた、新しい父親だと思っている

なんて言われたものだから、発した言葉だったのだろう。

父の内心を想像すると、笑っちゃう。

 

父は自分が思う息子にはならないが、強い愛情で見守っていた。

後半、芸術がわからないながらも、作品を読むようになって、息子の芸術性をものすごく推していた。

妹トシも、幼い頃からお兄ちゃんの話が大好きで、童話作家になると信じていた。

トシが亡くなってから、父は言う。

トシがいなければ、私が宮澤賢治の1番の読者になる。

だから書け

と。

このシーンは、胸熱くなる。

 

父は自分にはない芸術性を持っている息子に、尊敬の念を持っていただろう。

父親より先にあの世にいった賢治。

全集を作ったのは、父。

父親の愛情をた~くさんもらった賢治だったんだと、感じる。

本当は賢治が父に、たくさん本を送りたかったかもしれない。

でも賢治は1番の読者に、いちばんたくさんの作品を与えたね。

 

最後に、賢治のことでハッとしたことを。

賢治が“人造宝石屋”になると、父に言うシーンがある。

これ聴いて、ジブリ映画が浮かんだ。

宮﨑駿監督は、賢治に影響受けていたことを思い出した。

宮澤賢治が鉱物に興味があったんだ~。

だから鉱石がジブリ作品に登場するのかとね。

勝手な思い込みだけど。

 

音楽は、サントラには入っていないが、映画の中でちゃんと流れていた。

新世界より第2楽章」

銀河鉄道の夜』でも流れますね ♪

 

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ジブリ映画『魔女の宅急便』34年ぶりに観た感想

理不尽なことが起きたときの感情処理

今日は「ビーバームーン」という満月の日。

 

キキが親元を離れ、旅立ったのは、晴れの満月の日。

予報では優れない天気だったが、晴れになって、急遽旅立つ決心をした。

 

この映画、1989年公開だった。

私が初めて映画館で見たジブリ作品。

気に入って、サントラや楽譜を買ったなぁ~。

だからストーリーや絵などいろいろ覚えていると思っていたのに、冒頭シーンはすっかり忘れていた。

34年も経てば、忘れるわ~

 

34年ぶりに観て、イイ作品だな~って、しみじみ思った。

13歳の少女の成長譚を描いている作品。

34年前と今では、ずいぶん感じ方が変わった。

オンタイムで見た時は、音楽メインでみていたのだろう。

 

注目したのは、キキがゴキゲン斜めになったところ。

車に乗ったトンボくんのお友達が、飛行船の中を見に行くから、一緒に見にいかないかと、トンボくんを誘うシーン。

トンボくんはキキも一緒に行こうと誘うが、自転車に乗っていた時は笑っていたキキが、急にゴキゲン斜めになって、行かないと言ったところ。

なぜ怒りだしたのだろう?

本当は行きたかっただろうに・・・。

 

思春期の頃の気持ちを思い出して考えるに、そのお友達の中に、

宅急便のお仕事で知り合いになったおばあさまの孫娘がいたからじゃないかと、

思う。

この件があるまでに、孫娘からの言葉に嫌な思いをしたからね。

 

孫娘の祖母は、とても穏やかなおばあさまで、孫が好きだからと「ニシンとかぼちゃの包み焼き」を作ったのを、届けてほしいとキキに頼んだ。

ところが、オーブンが壊れ、作るのを断念しようとした時、キキもお手伝いするからとかまどで焼いて、キキは雨の中、料理は濡れないように必死に届けた料理だった。

実は、トンボくんとの約束もあったのに、料理を優先した。

なのに、孫娘に届けたら、冷たい言葉。

ずぶ濡れになったキキを見ながら、「私、これ嫌いなのよね」と言って受けとり、ドアを閉められた。

 

キキは、こんなに努力したのだから、喜んでくれると思ったのだろう。

思わぬ言葉に、傷ついたのだろう。

 

そんな孫娘がトンボくんのお友達だったという、怒り、ショックもあったかもしれない。

それに、キキとは全く環境が違う贅沢な生活(修行なんてない生活)をしてそうに見えるお友達に、嫉妬もあるだろう。

大人の階段を上りはじめたキキ。

空を飛べなくなったのも、以前は持たなかった負の感情のしわざだと思っている。

 

大人になれば、期待どおりにはいかない、

理不尽なことが起きるのだということを経験する。

それを経験した時に、どのように感情を処理し、良い思考にしていくのか⁈を考えよう!って、教えてくれている気がする。

 

でも、この作品の中に答えはない。

周囲の人たちに支えられながらも、

それは、自分で考えよう!ってことなんでしょうね。

 

そう、「君たちはどう生きるか」にも通じることなのではないでしょうか?

 

さて、音楽はサントラからこの曲を(^^♪

晴れた日に・・・

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ブラックフライデーに思う

ブラックフライデーよりも・・・。

日本は、いつからこんなにブラックフライデーといって、セールがあるようになったのだろう。

名前だけでも違っていいのじゃない?

と思うほど、ブラックフライデーだらけ。

買い物する人たちを見ていると、みんな元気だな~と、

それに、、、ありがたい日常だな~と感じる。

我が家は、特別な買い物はしていない。

 

値引きはないけど切り花を買った。

入荷したばかりの薄いピンクのユリ、

赤いスプレーバラ、

黄色のケニアのバラを。

生き生きしていたから。

まだ蕾もある。

元気な花は集中して花瓶にいれないと、花瓶の中でくるくる回ったり、あっち向いたり、こっち向いたりして、自由人になる。

自由人は、元気!

色鮮やか元気な花々を触ると、こちらも元気になる。

部屋も明るくなる。

ブラックでは、こうならないだろう。

黒が苦手なわけじゃないけど。

 

音楽は、音が明るいこの曲を。

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映画『フェイブルマンズ』は許しの物語

スピルバーグ監督の人生の回想録

サミー君(スピルバーグ監督)の7歳~18歳ぐらいまでを描いている作品。

科学者の父親と芸術家(ピアノ奏者)の母親から生まれたサミー君。

小柄なんだな~と、思った。

先日、映画『スター・ウォーズ』の作曲家、ジョン・ウィリアムズをテレビで見ると、背が高く感じた。

だから、勝手に同じようなイメージを持っていたからね。

 

サミー少年は、初めて映画を観て、印象深いシーンから、動画制作に興味を持ち、はまっていく。

いかにも科学者と芸術家の血をひいていた。

 

ただすごく恵まれた環境かと思いきや、そうではなかった???

ある意味、この環境だったから、次々と素晴らしいを作品を創るスピルバーグ監督になったのかもしれない。

 

もし自分がこの境遇だったら、どうしていただろう?と、思った。

こればっかりは、経験してみないと、わからない。

 

この父親、この母親のもと、子どもたちは、たくさん悩み、考えたのではないだろうか?

 

特に母親については、ピアノ好きの子どもが大人の体型になったような人に映る。

家事も不得意そう。

毎回、お皿洗いはせず、紙のテーブルクロスごと紙のお皿も一緒に丸めて、ポイッするようだ。

そんな一面がありながらも、とてもチャーミングで笑顔が魅力的な人。

 

母親のセリフに、

ピアノを弾きたいのは、曲に没頭できるから

幸せな自分の世界ができる

とあった。

 

このきもち、わかるなぁ~~。

 

母親も1人の人間。

出産を経験し、子どもを持っても、女心はある。

 

でも、子どもたちがそれを理解するには、相当時間がかかる。

特に長男だったサミー君は、とても大人びた中学生、高校生になったのではないだろうか?

そしてすごく悩んだろうね。

映画でも感じられる。

それを救ったのは、大好きな動画制作。

 

そのきっかけとなるカメラを最初にプレゼントしてくれたのは、お母さん。

そして母親の見たくない一面を発見したのは、動画編集をしていた時。

高校の卒業時にイジメから解放されたのも、動画制作。

好きなことをあきらめず、チャレンジしていったことで、今の監督がある。

このあたりは、とても考えさせられる。

 

DVDの特典メニューで、監督が言っていたが、

「母親も1人の人間なんだという許しの物語だ」と。

これは、監督が何歳ごろから思うようになったのだろう。

 

音楽は、自分も昔、この曲をピアノで弾いたことがある。

おそらくピアノを幼少期から高校生ぐらいまで続けている人は、この曲を弾くことがあったのでは、ないだろうか?

Sonatina in C Major, Op. 36 No. 3: Spiritoso

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