思秋期からのオンガク思考

~ 感動する楽曲と日常と ~

映画『いまを生きる』と第九“合唱”の自由

映画『いまを生きる』と映画で流れたベートーベンの第九“合唱”から感じる自由とは?

1989年の映画『いまを生きる』、ようやく観ました。

ヒューマンドラマとは知っていたものの、あまりに深いメッセージがある作品。

多くの詩が出てきて、セリフが心にグサグサと刺さり、さらにロビン・ウィリアムズさんが先生役なので様々な感情が渦巻きました。

 

気になったのが、なぜベートーベンの「第九“合唱”」が使われているのだろう?です。

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Football Training

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“合唱”といえば、“歓喜の歌”

この歌詞は、ドイツ詩人シラーの「歓喜に寄せて」がモトとなっているのは有名ですね。

フランス革命で自由を求めて立ち上がった民衆たちの心と歓喜が描かれています。

 

和訳をググって・・・。

映画に使われたこと、納得、はや。(^^♪

 

そしてメロディ。

ベートベンが作った旋律には、音の跳躍がほとんどありません。

ほとんどとなり同士の音で、歌いやすいメロディになっています。

つまり誰でも参加でき、想いを1つにして歌える。

そこには力強さと誇りが感じられるわけですね。

 

映画の話に戻って、

ロビン・ウィリアムズ扮するキーティング先生のセリフ

力強い劇は続き、君も詩を寄せることができる

映画みながら、書き留めてました。

 

また洞穴の中で生徒たちが、ボンゴ(小さな太鼓)をたたき、リズムを自ら出して踊り歌う姿は、人間の本当の自由を感じます。

 

“自由とは?”

頭に浮かびます。

 

このブログにふさわしくなるように書きましたが、作品から感じるものはまだまだたくさんあり、特に芸術を愛する者はより多かったと思います。

子育て中の方、教育に携わっている方々にも響く作品ではないでしょうか?

そして32年前の作品ですが、“いま”鑑賞するに適しているのではないでしょうか?

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ゴッド・ファーザーと音楽用語レガート

映画『ゴッド・ファーザー』の「愛のテーマ」は、legato(レガート)です!

マフィア映画ときくと、どんな作品が浮かびますか?

私は『ゴッド・ファーザー』ですね。

 

音楽用語のlegato(レガート)。

楽譜に記載されている時は、なめらかに奏でます。

言葉で言うとそうなるのですが、実際出てくる音は、ブツブツ切れた音ではありませんが、色々な音質、表現があります。

 

音楽用語はイタリア語がほとんど。

本来のレガートの意味は、結ぶ、つなぐ、縛る。

だから、強い絆で結ばれていることも、legatoがつかわれるようですね。

 

イタリア南部にあるシチリア島

私は映画の舞台でしか知りませんが、マフィアはシチリア島で生まれ、世界に広がったと本にありました。

マフィアは強い絆で結ばれていて、大きな組織で強大な権力を持ちます。

強い絆で結ばれている=強い絆でレガートされている、のです。

 

そこで映画『ゴッド・ファーザー』

音楽担当はイタリアの作曲家ニーノ・ロータ

「愛のテーマ」はとても有名。

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愛のテーマ

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この有名なメロディは、レガートに奏でます。

なめらかですよね。

強い絆で結ばれてるってことでしょうか?

 

映画音楽は好きですが、この映画、ちゃんと観ておりません。

失礼しました。(^^ゞ

大事な心「おもてなし」

お茶に含まれるカテキン類がコロナウイルス不活化効果に期待できる、とニュースが出た時、緑茶を意識して飲んでました。(*'▽')

どうなんでしょう?

もともと好きなので、今も飲んでますけど。

でもお抹茶は、少ししか飲めません。

 

お抹茶といえば、茶道が浮かびます。

そして「おもてなしの心」。

かなり聴きました、この言葉。

「おもてなしの心」はサービスではありません。

「お客様は神様です」の一方通行ではなく、亭主と客の間にある相互満足。

 

利休も言ってます。

水を運び、薪をとり、湯をわかし、茶をたてて、仏にそなえ、人にもほどこし、吾も飲む

「吾も飲む(われものむ)」いいですね。

一方的なサービスではなく、それが自分に戻ってくるのです。

お互いに豊かになることが本当の「もてなし」。

「おもてなしの心」は、日常のさまざまな事でも芸術でも大事ですね。

 

千利休の遺した言葉、奥深いです。

茶道はしなくても、茶道の精神は心に留めておきたいです。

茶道映画『日日是好日』(にちにちこれこうじつ)からも感じられます。

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毎日が、好い日

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『日日是好日』 メインテーマ

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中秋の名月、「月の光」で想像し癒す

中秋の名月、満月が見られると思ったら曇ってます、残念。

虫の声は聴こえるのですが。

でも、今日散歩していたら川沿いにススキ、見つけました。

少なくなってるのですけどね。

 

今はお彼岸でもあるのでたくさん咲いています、曼殊沙華(彼岸花)。

これは予想以上に咲いてます。

昔は毒ある花と思っていたので好きではなかったのですが、今は咲いているとホッとします。

まだ自然が残っているなと。

 

「癒す」「癒し」って言葉、よくきかれるようになりました。

ちょっと行き詰った時、イライラとしてしまった時にお茶の時間にしたり、散歩したりすると落ち着きを取り戻すことあります。

脳の休憩になるのでしょう。

こういうのが「癒す」ってことでしょうか。

 

音楽が好きな人であれば、聴くことで落ち着く場合もあります。

ドビュッシーの「月の光」はどうでしょう?

ベートーベンの「月光」の方が好みの方もいるかもしれません。

私はドビュッシー

フワフワとした、あの浮遊感がなんとも言えない。

女神でも降りてくるのではないかと思ってしまいます。

 

映画『オーシャンズ11』のエンディングで流れたのが印象に残ってます。

新しいところでは、『蜜蜂と遠雷』で弾いてましたね。

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月の光

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「癒し」といえば、月にも効果があると言われます。

少しでも雲の隙間から顔をだしてくれないかと・・・。

お願いごともあるのでね。

想像の満月で、お願い事をすることにします。(^^;)

 

 

ベルガマスク組曲: 第3曲: 月の光

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矢野顕子さんとMISIAさんの対話「音楽はおくりもの」世界初演放送

会話というより対話と感じた、矢野顕子さんとMISIAさんのセッションラジオ放送

誰かとセッションする時、音で会話するという言葉をききます。

「会話」は二人もしくは少人数の人間同士のやり取り。

「対話」は向かい合って話すことで、関係性を深めるコミュニケーション。

ざっくり言うと、こういうことですね。

 

昨日、『MISIA 星空のラジオ~Sunday Sunset~』で矢野顕子さんとMISIAさんが放送で世界初演セッションされました。

矢野顕子さんがピアノで弾き語り、MISIAさんがハモられました。

矢野さんのアルバム『音楽はおくりもの』でも、MISIAさんがこのアルバムタイトル曲にコーラスで参加されています。

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音楽はおくりもの

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アルバムでは、ベースやギター、ドラムが入っているのですが、ラジオはお二人だけ。

ライブハウスで聴いてみたいと思ったデュオでした。

声質が全く違うのに聴いていて、ものすごく気持ちイイ。

お二人が歌っている現場を、おもいきり想像しましたよ。(^^;)

 

矢野顕子さんとMISIAさんは20以上、歳が離れています。

ですがMISIAさんはもちろん、矢野さんもMISIAさんに尊敬の念を持っておられることが放送からよくわかります。

そしてお互い相手が、自分にはない発想を持っているかもしれない、自分とは違う何かを感じ取っているかもしれない存在と認識されていると、思いました。

だからこそ、一緒に歌うことでより曲が生きてくる、良い方向へと変化するのではないでしょうか?

さらにその変化をお二人とも、楽しんでおられます。

ラジオでのセッションはアルバムとはまた一味違う、素晴らしい音楽を聴かせてもらいました。

これが音楽の対話ですね。

 

音楽もコミュニケーション。

欲望の押し付けはNG。

「愛」なんでしょうか?

 

ラジオでは、この曲を完成するまでのエピソードなど話されています。

聴き逃し配信していますよ。

オススメです!

 

「秋桜」と「COSMOS」をコスモスの日に

秋桜」と「COSMOS」、花と宇宙に共通のものを感じる

今日はコスモス(秋桜)の日。

先日、重陽節句の時に、菊の花と一緒に花瓶に入れたのが赤紫の秋桜の花。

今日はもうしおれてしまったので、サヨナラしました。

野に咲いている秋桜は風に揺られて、長く咲いていますが、花瓶にいれると窮屈なのか、長いとは言えません。

花は自然の方がいいですよね。

 

コスモスときいて、秋桜の花が私の頭には浮かびますが、宇宙の方を想像する方もいらっしゃるでしょう。

花ではないコスモスの意味を調べると、ギリシア語で秩序ある世界、宇宙と出てきます。

また、調和のとれたシステムである宇宙観とも出てきます。

 

音楽(歌)も2つありました。

私世代の方ならほとんどの人が知っている、秋桜

嫁ぐ前日の娘さんとお母さまの様子の歌が、心にしみます。

小春日和の秋の日、揺れているんですよね、秋桜の花が。

穏やかな日なのに、やっぱり秋。

なにか寂しさがある。

でも強い。

“ありがとうの言葉をかみしめながら 生きてみます わたしなりに~♪”

と言いながら、今日はまだ甘えたい気持ち。

“もう少しあなたの子どもでいさせてください”

娘の心の揺らぎと母の優しさ温かさを感じる素敵な歌です。

 

山口百恵さんの息子さんのバージョンで。

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秋桜

秋桜

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一方、合唱曲に「COSMOS」があります。

歌を聴きながら、

マクロコスモス(大宇宙・宇宙全体)にミクロコスモス(小宇宙・人間の魂や心)があると感じるのですが・・・。

私は中学生のころ、合唱していたのですが、この歌は知らないですね~。

それもそのはず、まだなかったです。(^^;)

 


www.youtube.com

動画に歌詞が出てきます。

 

君の温もりは 宇宙が燃えていた

とか

みんな生命を燃やすんだ

という詞が出てます。

 

2曲聴いて、どちらの「コスモス」も温かいと思いませんか?

熱さもありますが・・・。

 

それはどのようにして生命が誕生したのかを考えると、答えがでてくるのではないかと思いますがいかがでしょう?

人は元来、温かいのです。

 

宇宙の日に感じる「うつろい」と「宇宙戦艦ヤマト」

「うつろい」という言葉、思わぬ発想と出会い、希望の曲とも遭遇

散歩しながら空を見て感じる、季節のうつろい。

今日は蒸し暑い日でしたが、秋は感じてます。

「うつろう」って、情緒はあるのですが、衰えていく、心変わりしてゆくことなどネガティブ要素の言葉としてのイメージもあります。

でも、こんな見方があるそうです。

 

現実を意味する「うつつ」から、非現実に移動することを「うつろい」と、とらえていらっしゃる方がいるとの事。

クリエイティブな発想ですね。

想像が膨らみます。

希望も持てます (*^▽^*)

 

今日は宇宙の日

近い将来、宇宙旅行できるようになるのでしょうね。

宇宙戦艦ヤマト』が、こんな交響曲にされているものがありました。

「明日への希望」というタイトル、偶然今日知ったのですが、イイですね。(^^♪

横山幸雄さんのピアノが光ってます!壮大ですよ。

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希望がもてるのは、いいです。