思秋期からのオンガク思考

~ 感動する楽曲と日常と ~

説得力

作文と音楽の説得力

説得力がある意見や作文とは、結論そのものに説得力があるわけではないと、

とある本で読んだ。

「主張を支えているものに説得力がある」と。

文章に限らず、それは音楽でも言えることだと思う。

 

歌詞のない音楽を音楽媒体で聴いて心が揺さぶられるのは、

説得力ある音楽、

つまりメロディ、ハーモニー、リズムが絶妙で、

巧みな音楽の組み立てと

素晴らしい演奏力で表現された音楽だと思っている。

 

昨日の記事に登場させた「2匹のオルギータス」がそうだった。

 

otoiroha.hatenablog.com

 

音楽の組み立ては、とてもシンプル。

AーBという二部形式

簡単に言うと、テーマとサビ。

サビがこの曲では、一番伝えたい部分。

この部分のメロディやハーモニー、演奏が素晴らしいのはもちろんだが、

ここだけが素晴らしくても、感動までには至らない。

AがあってこそのB。

つまりテーマの良さがサビの良さを際立たせる。

昨日書いたが、Aのテーマは名曲「マイ・ウェイ」と同じく、

ベースラインが順次下降していく。

ベースラインについては、昨日の記事を読んでほしい。

このハーモニーでランランさんの情緒豊かな演奏が、

説得力ありありと感じさせたのだろう。

 

サビそのものに説得力があるわけでなく、

そこに行きつくまでのテーマのしっとりとした美しさ、

自然な流れがサビを際立たせ、心にせまるものがあるのだと思う。

主張を支えるテーマがこの曲の説得力につながっている。

 

また、この曲はボーカルも入っているため、

より一層訴える力もある。

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2匹のオルギータス

2匹のオルギータス

  • ラン・ラン & セバスチャンヤトラ
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「2匹のオルギータス」と「マイ・ウェイ」

サビを引き立てる美しいテーマ

最近、音に敏感になっている気がする。

ギターがひずむ音が嫌とかベース音が気になるとかではない。

生活音が大きすぎたり、人の声も含めいろんな種類の音がたくさん聞こえ、

音がぐちゃぐちゃになっている場所でいると、

耳をふさぎたくなる。

今まで、そういう環境に居たことがないからかな?

思秋期だから余計にそう感じるのかも。

コロナ禍だからというのも影響しているだろう。

 

今日は食べたいものを食べて、

たくさん眠って、美しい音楽聴いて、

リラックス。

 

ランランのディズニー・ブックがもうすぐ発売される。

楽しみにしている。

サブスクで少しずつ公開されている。

こういう出し方が流行りなのかな?

 

1曲聴ける曲が増えていた。

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2匹のオルギータス(『ミラベルと魔法だらけの家』から)

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ディズニー映画のサントラは聴いていなかったので、

これで聴くのが初めて。

ランランのピアノの音は、美しいな~といつもながら、

聴いていると、

なんかの曲に似てる?

 

気になってピアノに向かって弾いてみると、

このハーモニー進行(コード進行)は、

かの有名なシナトラの「マイ・ウェイ」と6小節ほど同じ。

ベースラインが下降で順次進行していく、

よくあるコード進行。(前半のテーマ部分)

この進行で、とても落ち着いたテーマになっている。

ベースラインがド、シ、シ♭、ラ、ラ♭、ソって音が順に下降していくと、

音の跳躍がないので、自然で落ち着いた印象になる。

もちろんメロディとのハーモニー(調和)を考えた上で。

 

この「2匹のオルギータス」も「マイ・ウェイ」と同様、

後半に向かうほど盛り上がっていく。

だから、サビの盛り上がりがとても高揚感あって、

説得力ありあり。

 

いい曲、いい演奏ですね。

何回も聴きました。

サビはだれしもが印象に残るのだが、

前半のテーマの美しさがあってこそのサビ。

美しい音に魅了された日だった。

 

YouTubeでも聴けます♪

音の深み

深い音は、なにゆえ?

美味しいお料理をいただいた後、

「味がふか~い」と感想を言う方がいる。

大人だと、なんとなくイメージはできるだろう。

 

音楽も聴いた方が、

「あなたの音には深みを感じますね」と感想を言う方がいる。

 

「深い味」をつくる、

「深い音」を奏でることができる人、

それは経験を積んだ人でしょうね。

ずっと料理人をしている人、

ずっと音楽を演奏をしている人は、

年齢とともに経験豊かになり、

表現が深まっていく。

それは技術のことではなく、

人生経験が表現を、より深めているのですね。

 

あらゆる職業すべてにおいて、言えることでしょう。

 

先日、Eテレで『ロッチと子羊』、

その後『クラシックTV』を見た。

 

『ロッチと子羊』の方で、

音楽の表現を深めるものは?という問いに

 

経験

 

と、話されていた。

 

以前、小学低学年で大人の曲を演奏する子を見かけたが、

テクニックはあっても内なる表現が・・・

聴き手に響かないことがあった。

低学年でこれだけ弾けるのかと聴かされると、

スゴッ!と思うのだが、なにか物足りない。

 

成熟した大人が同じ曲を弾くと、全く違う。

それこそ「深み」が。

 

で、その「深み」

先日の『クラシックTV』で放送されていたテーマ

ジョン・ウィリアムズ

 

番組では、

彼の楽曲のホルンの音は、

人々の心を呼びおこしてくれると、

日本の指揮者の方が話されていた。

 

流れた音楽は、

ジュラシック・パーク」のテーマ曲。

冒頭のホルンのフレーズ。

残念ながら下の試聴では、冒頭フレーズは出てこない。

You Tubeで聴けます。

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ホルンはたしか最も古い楽器。

その楽器の深みは演奏者や作曲家によって、

さらに深みを増すのではないでしょうか?

 

テレビでは流れなかったけれど、

これも冒頭のホルンが深い。


www.youtube.com

出だし、おそらくホルン。

ジョンさんの歴史を感じる音のように思います。

 

 

音楽と医療の選択

音楽の好みが人それぞれのように、医療の選択も人それぞれ

今日の読売新聞に、

iPS細胞作製でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥さんと

作家の阿川佐和子さんの対談記事が掲載されてました。

そこで山中さんは、

最近は、その患者にとってベストな医療を目指す

個別化医療」の考え方が重要なってきています。

とおっしゃっていました。

 

「どう生きるのか?」人それぞれ考え方は違う。

医療が進み、必ずしも最新医療を受けることを、

その人が希望するとは限らない。

最新医療を受けることが、正解でもない。

メリットばかりじゃないことは、誰もがわかっているだろう。

究極、何もしないという方法だってある。

 

その人の人生哲学があるわけで、それを尊重し、

ドクターと患者や家族でどうしていくのか、

どういう選択をしていくのかが重要なのではと思いながら、

記事を読んでいました。

 

好みの音楽が人それぞれ違うように、

生き方に対する考え方は、家族であっても違うもの。

個人がどうしたいのか?

自分のスタンス、考えをちゃんと持っておかないとね。

 

 

今後、ドクターにだってわからない病気がたくさん出てくるでしょう。

だから相談できるドクターは3人ぐらいいた方がいいですね。

セカンドオピニオンも利用すればいい。

医学のことがわからなくても、少しは勉強して、

自分で選択するしかない社会。

というより、どのような医療を受けるか、

自由に選択できるようになってきたのです。

 

個別化医療」を受けるため、

自分の考えを伝えられるようにしておかないとね。

 

私はランランのピアノの音色が好み

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レインボー・コネクション

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自然の音の効果

自然の音の良さ

以前から悔しい思いをした時、よく神社に行く。

悔しい思いをしなくても、行くこともあるけど。

大きな神社じゃなくて、近所の神社。

心落ち着かせるためかな。

コロナ禍になってから特に。

ほんの少しのお賽銭持って。

気が向いたときは、おみくじ引いて。

文章を読みながら、自分に都合よく解釈。

 

神社に行くと、虫の声、木の葉っぱがこすれる音、

耳を澄ますといろいろ聴こえてくる。

 

CDの音楽聴いているより、自然の音を聴いている方が

心地いい。

虫の声だったり、鳥の声だったり。

今日は秋の気配がした。

 

風のにおいを感じることもある。

深呼吸して、過去のことは水に流す。

そして明日からのことを考える。

 

自然の音は、怒ると怖いけど、

人工的な音より優しく、心安らぐ気がする。

 

 

「人生のメリーゴーランド」と「ジャズワルツ」

似ています!この曲あの曲

金曜ロードショーで、3週にわたりジブリ映画を放送していますね。

明後日は、『耳をすませば

たくさんの方々が見ているようで、

ジブリ作品は人気ありますね。

 

ジブリの音楽はよく聴きます。

最近も ↓ これを聴いていて思ったこと。

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Merry-Go-Round 2019

Merry-Go-Round 2019

  • 久石 譲 & 新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ
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映画『ハウルの動く城』の「人生のメリーゴーランド」。

これを聴いていて、頭に浮かぶは、

ショスタコーヴィチ のジャズワルツ

 

似ているんですよね~。

トム・クルーズさん主演映画『アイズ・ワイドシャット』で、

このジャズワルツが使われていました。

私はこれをきっかけに、この曲をよく聴くように。

少々怪しげな雰囲気も漂わせながら、明るく華やかなところもあって、

レトロ感もあるステキな曲。

 

両者を何度聴いても、似ているんですよね。

短調(マイナーキー)から始まって、長調(メジャーキー)に転調。

そして再び短調にもどる。

よくあるパターンなのですが、

シンバルやティンパニーの使い方が似てると感じさせるのでしょうか?

 

サントラの「人生のメリーゴーランド」では思わなかったのですが、

上記の演奏「Merry-Go-Round 2019」は、

ジャズワルツに影響受けてると感じますね~(^^♪

 

 

 

『ブレット・トレイン』と美しい新幹線の音楽

ブラピのコメントから新幹線にちなんだ音楽で日本文化を感じる

見てくださっている方々、ありがとうございます。

なかなか更新が思うようにならない最近ですが、スローながらやっていきます。

よろしくお願いします。

 

明るい話題をみつけにいくと、

今日ブラッド・ピットさんが京都に来はったんやね~。

動画で見ましたが、背がたか~い。

至近距離で見てみたい。

『レジェンド・オブ・フォール』

オーシャンズ』シリーズ、

『ジョー・ブラックによろしく』

カッコイイなと、見ていた時期がありました。

『ジョー・ブラック』や『トロイ』はDVDも持っているほど。

 

先日来日したトム・クルーズさんも素敵だけど、

この方もステキね。

インタビューのお応えが、楽しい。

 

映画『ブレット・トレイン』のための来日。

新幹線という意味なのですね。

 

新幹線で音楽!

ピンとくるのは、カシオペアというフュージョンバンドにいた、

向谷実さん。

バンドをやめられてから、鉄道の音楽を作曲されていたはず。

そうそう九州新幹線

ピットさんの映画は、東京から京都への旅の映画だそうですが・・・。

 

思い出して、曲を検索すると、ありました。

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風は南から

風は南から

  • 向谷 実
  • J-Pop
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カシオペア時代を少し思い出させるようなメロディ、サウンド

サックスは誰が演奏しているのでしょう?

 

さくら~piano & vocal ver.~

さくら~piano & vocal ver.~

  • provided courtesy of iTunes

ボーカル入り。

ピアノ、向谷さんが演奏しています。

日本の情緒を感じる美しいサウンド

ブラピはお寺での体験に感動されていたようですね。

「さくら」の音楽から日本文化、少し感じられませんか?