人間国宝・森口華弘さんの作品を鑑賞して
秋の園遊会の動画を見て、松任谷由実さんのお着物にとても興味が湧いた。
素敵なお着物だった。
今回の園遊会でお召しになった着物は、蒔糊(まきのり)の技法のものだと、
インタビューでこたえておられた。
それをきいても、私には全くわからない。
海苔巻きは、知っているけどね~(^^;)
我が家に、和服の資料があった。
人間国宝・森口華弘(もりぐち かこう)さんのことが書かれたもの。
ユーミンさんのお着物が、森口華弘さんのものかは、わからない。
ただ華弘さんの作品は、蒔糊を用いたものが多いと書かれてあった。
もちろんそれだけでなく、濃淡ぼかしや糸目糊、
堰出し(せきだし)などの技法も極めて巧みでさりげない、
ともある。
私にはそれがどんなのか、全くわからない。
だから、どこかでホンモノの作品が見れないかと、検索した。
そしたら、見つかった。
1点だけ。
振袖「梅林」
京都国立近代美術館で、今、見れると。
↓ 下のリンクで画像が見れます
思い切って、観てきた。
いや~華麗だった。
鮮やかだった。
私の好きな色、若返りの色だった。
着物なのだが、私には着物というよりアート。
ガラスの向こうに見える作品は、昭和39年に制作されたもの。
華弘さんは1909年生まれだから、55歳の時の作品になる。
ほんとうの梅林って、ちゃんと見たことがなく、鮮やかな梅林って、
こういう感じなのだろうかと、想像した。
観に来てよかった~。
これは、京都国立近代美術館 コレクション・ギャラリー。
企画展とは違い、鑑賞料も470円と、ワンコインでおつりがくる。
予約もいらない。
展示数も多く、バラエティに富んでいる。
美術館のHPに、展示目録を挙げられているので、
ご興味ある方は、調べてくださいね。
ユーミンのお着物から、ただ憧れだけで観に行った作品。
美しいモノ、伝統的なモノ、ほんまもんを見て感じておかないと、
もったいない。
日本のいいモノ、まだまだ知らないモノたくさんあるから、
できるかぎり見ておきたいね。
音楽は、やっぱりこれ ↓