思秋期からのオンガク思考

~ 感動する楽曲と日常と ~

手嶌葵さんが歌う『コクリコ坂から』の劇中挿入歌

赤、白、青に注目した歌

コクリコ坂から』の映画鑑賞後、色々想像した。

いつになく、調べたり、音楽を聴いた。

手嶌葵さんの歌集に入っている歌の詞を、

読んでもみた。

コクリコ坂から歌集

コクリコ坂から歌集

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宮崎吾郎監督がほとんど作詞とあった。

かなり想いを込めて作られた歌詞と感じる。

 

映画を観るまで、葵さんの歌声は、さほど意識していなかった。

しかし、ストーリーや歌詞と、息が多い声、全くビブラートのない声が、

とても合っていると感じた。

 

歌詞を読んでいて、赤、白、青の色が気になる。

そこで注目した曲は、

「旗」

「赤い水底」

「紺色のうねりが」

の3曲だった。

 

 

「旗」の歌詞にもある

3つの色の2つの旗

を毎日、メルは高く揚げていた。

3色は、赤、白、青(紺)。

トリコロールね。

旗

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「赤い水底」の歌詞に出てくる

強い花の香り

甘い花の香り

燃える赤い花が咲き乱れる

赤いコクリコの花のこと。

コクリコはネットで検索したところ、19世紀初めのナポレオンの時代から、

戦争を表す花だったそうだ。

焼け野原にとなった戦地がその後、真っ赤な花で覆われたことから、

生命力の強さを表すらしい。

(ネット調べのため曖昧な表現にしてます)

赤い水底

赤い水底

 

「紺色のうねりが」は、

タイトルにもある“紺色のうねり”は、海のうねり。

紺色は、青の同系色。

広い世界に正しい時代をつくれ

この映画の主人公メルは、本名が松崎海。

メルという愛称は、海をフランス語で、

「ラ・メール」というのでメル。

フランスの国旗は、赤、白、青色。

赤はコクリコの花、

白はマーガレットの花。

青はブルエという花。

ブルエは、戦没者追悼の象徴、団結を意味するそう。

花言葉は、新しき感動と幸福をもたらす、とあった。

この歌のイメージに合う。

紺色のうねりが

紺色のうねりが

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が出てきていないと思ったら、

サウンドトラックにあった。

白い花の咲く頃

白い花の咲く頃

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この歌の白い花と、マーガレットと結びつくかは???

マーガレットの花言葉は、真実の愛、信頼。

歌と花言葉が結び付かないかもしれないが、

ストーリーと花言葉は、大いにつながる。

 

 

この映画、かなりフランスチックだった。