やりたいことをやったハリスおばさん、自分の夢を叶え、周りの人も幸せにした人
鑑賞後、とても気分がよくなった映画
『ミセス・ハリス パリへ行く』
ロンドンに住む還暦過ぎた家政婦さんが、クリスチャン・ディオールのドレスが着てみたくなって、お金を貯めてパリへ行き、500ポンドもするディオールデザインのドレスを作ってもらった!もちろん、オーダーメイド。
自分の夢を叶え、それによって周囲の人たちも幸せになったというおとぎ話。
しかしおとぎ話なんだけど、時代背景を考えると、事実も含まれる。
舞台となるのは、1957年。
オートクチュール(オーダーメイド)からプレタポルテ(既製服)に変化していく時。
ディオールの下でデザイナーとして働く、アンドレというメガネをかけた若い男性がいる。
それは、イブ・サン=ローランをモデルにしているらしい。
オートクチュールデザイナーのクリスチャン・ディオールは、1957年に亡くなっていて、1958年当時、創始者亡き後のディオールをアートディレクターとして背負っていた22歳のデザイナーは、イブ・サン=ローランとのこと。
そういうことを知って観るのも、面白い。
事実とおとぎ話が混じっているんだよね。
歴史的背景なども知ると、見方もいろいろできる作品。
私は知識不足だから、そこまではわからない。
これから調べることに。
なにより、60歳を過ぎる女性が夢を持ち、勇気をもって進んでいく姿はとてもワクワクする!
ハリスおばさんを演じている女優さんが、ほんとカワイイ♡
私もあんなドレスが着たいと思った。
ディオール、シャネル、イブ・サン=ローランの服など、袖も通したことないし。
画面で見ていても、とってもキレイだった。
何歳であろうが、人にどう見られようが、着ていくところがあろうがなかろうが、そんなの関係ない。
自分が着てみたいから手に入れる、着る、そういう人は、輝いている!!
ハリスおばさんが、やりたいことを実行することで、まわりの人たちが皆、応援し、
最終的には、周りの人たちも幸せになっていくのが、とても気持ちよかった。
アンドレ君もね。
原作は、