書き言葉は難しい
ネットを見ていると、“推し活”や“イチオシ”、
アニメで「推しの子」(見ていないので内容は知りません)、
“推し”というのを、よく目にする。
このブログでもこの言葉を二度使ったが(タイトルには使っていません)、
“推し”って、人はどう思うのだろう?
時々ネットの辞典やひと昔前の国語辞典などで、意味を調べる。
さすがに私が持っている新明解国語辞典 第六版には、
“推し”はなく、“推す”は、あった。
“推す”は、
1.有力な根拠を土台にして考える。
2.その立場(役割)にその人(物)を採るように勧める。
推測や推薦に使われる。
最近“推し”と使われるのは、
好きから始まって追究し経験したところ、
人に勧められるぐらいなった物や人を、
“推し”と使うのかな?と思っている。
個人的には、
“押し”と書くと、なぜか我が強いと感じてしまう。
“押し売り”のイメージがあるからか?
“推し”だと、“おすすめ”ぐらいに感じる。
どちらの言葉でも、いい印象をもたれない場合もある。
受け手によって、感じ方は様々ね。
特に書き言葉って、難しいと思う。
発信者の思いと、受け手の感じ方が違うことあるからね。
こういう感じ方をするのだと、
失敗しても学びと思うようにしているが。(^^;)
最後に私が推す女性ミュージシャン、作曲家。
加羽沢美濃さん。
昨日の『ザワつく!金曜日!』で高嶋ちさ子さんが、
彼女のことを、一度も腹が立ったことがないピアニストとして、
名をあげておられたようですね。
その部分を昨日は見れていないのですが、ネットのニュースになっていました。
加羽沢さんのコンサートに行ったことがあるので、
高嶋さんがおっしゃっていること、なんとなくイメージできました。
演奏力、即興力(音楽も話術も)ビックリしますよ。
観客からリクエスト曲(ジャンル問わず)を7曲ほどその場で受けて、
5分ほど、こんな曲でしたっけ~と言いながら考えて、
すぐにメドレーにして、ピアノで演奏しちゃう方です。
もちろんクオリティは、たか~い。
慌てる、焦るなんてことがあるのでしょうか?という印象を受けます。
そんなことをサラッとできて、
とても自然体で柔らかいお人と感じる方でした。
そんな加羽沢美濃さん作曲の「雨」を貼り付けます。
バイオリンや木管楽器の音が絡み合い、西洋の楽器で演奏しているのに、
私は日本の雨を感じます。