山本真央樹さん『In My World』を聴いて
ドラマー山本真央樹さん。
注目しているドラマーです。
昨年、ソロアルバムを出されたことを知って、
サブスクで聴いていたのですが、
気に入って、CDを買いました。
真央樹さんは、角松敏生さんのバックで、
年長者に交じって、よく演奏してます。
ご自身のバンドDEZOLVEでも、ドラマーとして活動されてます。
年齢は20代後半かと。
調べたら出てくるでしょう。
ソロアルバム『In My World』、
ジャズ・フュージョンを聴いてきた、
私の世代にも聴きやすいのです。
なぜか?!
おそらく、角松さんや本田雅人さんの影響を
受けられているからでは?
そしてお父様(元VOWWOWギターリスト・山本恭司さん)の
影響も。
本田雅人さんは、4曲目8曲目でサックス、リリコンを、
演奏しています。
聴いただけで本田さんとわかります。
音だけでなく、曲全体の雰囲気が本田さんを感じます。
真央樹さんが作曲のはずですが。
4曲目↓
8曲目「Little Universe」は、
元スクエアの則武さんもドラムたたいてます。
ツインドラムってことか。
2曲目、「Dawn~Sunrise Avenue」
よく朝の通勤にピッタリで聴いていますが、
角松さんの音楽の雰囲気を感じます。
リズムやギター、そしてシンセの音づかいが。
3曲目、「Curse of the Pharaohs」
王家の呪い?
確かにエジプトの雰囲気漂います。
個人的に結構気に入っている曲で、
ジョーダン・ルーディズの「Ra」という曲が、
頭に浮かびます。
5曲目の「Symbiosis」
共生と訳が出てきますが???
とても刺激ある曲です。
どのパート(ドラム・ギター・ベース・キーボード)も。
そして9曲目「In My World」
これが真央樹さんの世界なのでしょうか?
第1印象は、吹奏楽のコンクール曲のような大曲。
吹奏楽している中高生にも聴くのをオススメできますね。
23分弱もある曲。
おそらくストーリーがあるのではないかと・・・。
いろんなパーカッションを経験されていたのが、
伝わってきます。
彼の原点は、これかな?とも感じます。
ここでギターを演奏しているのが、山本恭司さん。
10分ごろのギターフレーズ、いいね~。
親子共演、うらやましい限りです。
なが~い曲なので集中力いりますが、
気に入って聴いています。
彼の世界を作ってきた音楽が、
よくわかるアルバムでした。
若い世代だけでなく、
私の世代、上下10歳ぐらいの世代のジャズ・フュージョンが
好きな世代にもイイな~と思う方、
多いアルバムではないでしょうか?
そう考えると、アピール上手だなぁと、
思いましたね。
音楽の世界でごはんを食べていくのは、
簡単なことではありません。
どんなに恵まれた環境、高いスキルがあったとしても。
戦略という言葉が適切かわかりませんが、
そんなことを少しばかり考えさせられたアルバムでもありました。(^^;)
それはさておき、演奏は素晴らしく、
彼の生演奏を聴きたいです(*^▽^*)