昨夜の東京オリンピック閉会式。
私は見ていないので、今日のニュースでちょこちょこと様子を知った。
トウキョウ・スカパラダイス・オーケストラが数曲演奏したとのこと。
その中の1曲、
上を向いて歩こう
王道な選曲。
今まで恵まれた人生ではあるけれど、長年生きていると、何度もこの曲を聴き、歌い、上を見上げたことだろうか。
頭が反り返るほどという方も、いらっしゃるかもしれない。
この曲は、坂本九さんが歌った曲。
その後、たくさんの方々がカバーされ、海外では「Sukiyaki」とタイトルつけられ、ヒットした。
個人的に海外バージョンは、オノ・ヨーコさんが英語詞にされ、オーリー・マーズさんが歌った「Look at the sky」が気に入っている。
大和証券グループのCMに使われていたものね。
坂本九さんが歌われたのは、1961年7月とネットの記事で見た。
60年前か~~。
歌は、元気づけの歌、癒しの歌、ポジティブになる歌という印象が強い。
でもハーモニー(和声)は、光の部分だけではない。
影がある。
つまり陰と陽、光と影をうまく表現されている。
歌詞でいうと
しあわせはー くものうえに
しあわせはー そらのうえに
赤のしあわせはーは、長調(メジャーキー)なので明るいけれど、
青のしあわせはーは、短調(マイナーキー)で影がある。
メロディも、はーは、らの音がフラットになるので、翳りを感じるようになっている。
これは音楽を勉強していた時に、本で読んだことなんだけど。
人生いいことばかりじゃないよ、影を落とす時もある。
でもその闇の後はまた光がある。
闇の後の光は、より際立つのだと信じたい。
今日は改めて偉大な曲と感じた。