8月6日、今年はオリンピックやコロナ禍で広島原爆の日というのが、かなり静かな気がしました。
静かに祈りをささげる日と個人的には思うので、これでいいのでしょう。
広島原爆というと、平山郁夫画伯の「広島生変図」(ひろしましょうへんず)が思い浮かびます。
平和への祈りを込めた作品。
戦争を知らなくても、絵をみているだけで胸がしめつけられます。
猛暑どころではない恐ろしい熱さ、言葉では表現できません。
一億の祈り
広島が舞台ではないけれど、戦争からアニメ映画『火垂るの墓』を思い出します。
ちゃんと見たのは1回だけ。
きつくて見れない。
『火垂るの墓』実写版もあったとのこと、知らなかったです。
音楽がギターリストの渡辺香津美さんが担当されていたことも。
ギターリストの村治佳織さんが演奏されています。
奏でられるトレモロが(同一音の急速な反復、震えるように聴こえる)、人の身体と心を表現されているように感じます。
詩人の長田弘(おさだひろし)さんの短い詩にこんなのがあります。
戦争は何もかもほろぼしてしまう。
しかし、戦争もほろぼすことのできないものがある。それは、何?
これは、 この本にある質問です。
【平和】というところにあります。(P153)
何てこたえようかと考えさせられますが、光が見えませんか?